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あなたも自作パソコンを始めてみませんか?このページを見れば、誰にでも自作のパソコン製作ができます!
 page04「パーツ・組立工程」にては、自作パソコンの組み立て方を中心に記載していますが、当副ページ「ハード関連」では、ハードパーツの機能・選択方法等を中心に記載していますので、参考にしてください。
 ハードディスクとは!


 ハードディスク「Hard Disk」は、ガラスやアルミニウムに磁性体を塗布した円盤と、磁気ヘッドなどの読み書き機構を、合わせてケースに収めた記憶装置の事で、ハードディスクドライブ・HD・HDDとも呼ばれています。通常、円盤は複数枚収められていて、データを読み書きする際の磁気ヘッドは、円盤の回転によって生まれる空気の層を利用して1000分の1o以下の距離に浮いている為、衝撃や振動に非常に弱いという弱点も有ります。

 パソコンに於けるハードディスクの役割は、OS・アプリケーションソフト・デバイスドライバ関連と色んなデータを格納する場所です。キーボードとかマウス等のポインティングデバイスにより演算処理指示を出すと、その指示に従いCPUがハードディスク上のデーターを読み出して、色んな演算処理を行い、また、演算結果をハードディスクに書き込みに行きます。、その読み書きの時に磁気ヘッドが目的の場所に移動するまでの時間をシークタイムと言います。このシークタイムは小さいほど高性能と成ります。現在の主流は8〜12ms「ミリ秒」程度。

 スワップ処理機能:スワップ処理機能とは、仮想メモリに於いて、入出力割込みが発生してCPUに別の仕事を割り当てた際、優先順位の低いデータをハードディスクに退避させる機能。また、メインメモリのデータとハードディスクのデータを入れ替える処理
とかの機能も有ります。

 この様にハードディスクは、パソコンに於いてデータの管理・処理作業等にて重要な役割を果たしている部品ですが、先にも記述の通り、非常に振動に弱く壊れやすい部品でも有ります。特に電源が入った状態にてパソコンを動かしたするのは危険です。絶対にしないように。

 ハードディスクの種類!


@ 接続方法による種類
   外付型ハードディスク
外付型は、一般的にはUSBにて接続する製品が主流と成っていますが、SCSI 「スカジー」接続もワークステーションなどでは使われています。
   内蔵型ハードディスク
内蔵型にはIDE接続やSCSI 接続とSerialATA接続が有ります。通常自作パソコンに於いて使われている起動用のハードディスクは安価なIDE接続が殆どです。
IDE接続には、ATA/66・ATA/100・ATA/133とが有りますが、通常のマザーボードはATA/100対応が主流にてATA/133には対応していない製品も有り、選択の時注意が必要です。
このATA/100とは、100MB/秒の事にて、1秒間に100MBのデータ転送速度を表しています。当然数値が大きいほど高性能と言う事に成ります。
SCSI 接続は、通常サーバーなどに使われていて、回転数が10,000〜15,000回転と高回転の製品が主流ですが、その分高価に成ります。後述のIDEハードディスクと比べて見てください。
 価格比較:回転数・15,000回転 容量・73.9MB 接続・Ultra320SCSI バッファ・8MB 価格・55,000円前後 「2005/04/21現在」
SerialATA接続は、近年開発された製品にて接続方法が専用のシリアルATAケーブル「従来のフラットケーブルに比べて細く成っている」にて接続し、転送速度もSATA150とかにて速くなっています。
A サイズと容量による種類
  • ハードディスクには、通常自作に使っている3.5インチサイズと、ノートパソコンなどに使われている2.5インチサイズが有ります。
  • 容量は、GB「gigabyte」ギガバイトで表します。GBは10の9乗バイト、または、2の30乗バイトにて1024メガバイトを意味します。この数値が大きいほど記憶容量は大きく成ります。
B 回転速度による種類
  • 回転速度は、rpm「Revolutions Per Minule」アールピーエムで表します。回転速度を表す最小単位にて、ハードディスクが1分間に回転する回数を表しています。この回転数が速いほどデータの読み書きにかかるアクセスタイムの向上が期待できます。
  • IDE接続としては、5,400回転と7,200回転のものが主流にて、最近は10,000高回転の製品も有りますが、下記の比較のように、容量の割りに高価なものと成っています。
  • 価格比較: 回転数・10,000回転 容量・74GB 接続「I/F」・Serial ATA バッファ・8MB 価格 20,000円前後 「2005/04/21現在」
    回転数・ 7,400回転 容量・80GB 接続「I/F」・Serial ATA バッファ・8MB 価格・  6,500円前後
  • 前記の価格比較に出ているバッファ「販売店によりCacheと表記している所も有る」とは、ハードディスクがデータを読み書きする際、一時的にデータ溜めておく場所の事。この為にドライブに内蔵されたメモリの事を指します。バッファは多い方が速度的に有利です。現在の主流は2〜8MB程度。
 ハードディスクの選択・ポイント!

  • 自作パソコン製作の場合、3.5インチ内臓型にて IDE接続を選択してください。
  • 容量は、トラブルの際にデータ損失を少なくする為、データ保存用とOS搭載用は分けた方が良いと思います。IDE接続には、標準にて2枚のハードディスクが接続可能と成っていますので活用してください。
  • 前項にて、データ用とOS搭載用を分けた場合は、OS搭載用は20GB〜40GB程度までの製品で十分です。データ保存用は使用目的により違ってきますが、DVDなどを保存する為にはかなりの容量が必要と成ります。DVD1枚保存で4.35GBの容量が必要です。参考にしてください。
  • 転送速度に付いては、マザーボードの規格と合わせる必要が有りますが、対応していればATA/133を選択。していない場合はATA/100を選択。
  • 回転速度に付いては、転送速度から言っても7,200回転の製品がお勧め。
  • バッファに付いては、2MBの製品でも良いですが、8MBの製品がお勧め。
  • シークタイムに付いては、販売店により表記していない所も有りますが、表記していれば8ms以上で選択。
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