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あなたも自作パソコンを始めてみませんか?このページを見れば、誰にでも自作のパソコン製作ができます!
 page04「パーツ・組立工程」にては、自作パソコンの組み立て方を中心に記載していますが、当副ページ「ハード関連」では、ハードパーツの機能・選択方法等を中心に記載していますので、参考にしてください。
 光学ドライブとは!


 光学ドライブ「光ドライブとも言う」は、小型のノートパソコンを除いて、現在のパソコンには必ず装備されている部品の一つにて、自作パソコンにも無くては成らない部品です。光学ドライブの性能を表す数値に「何倍速」という表現をしますが、これは、音楽用のCDを再生する際の回転速度を1「150KB/秒」として、それに対しての「倍速」という意味です。たとえば、「50倍速」と表記されているドライブは50倍の速度にてデータを読み込めるという事に成ります。また、「最大50倍速」「平均50倍速」と表記されている場合は、「最大」は、外周部分の読み取り速度を意味し、「平均」は、外部と内部の平均読み取り速度を意味します。これは、CDなどでは記録密度が外周になるほど高くなることから生じています。
 DVDメディアの場合も同様の考え方ですが、CDの場合、1倍速=150KB/秒で計算していましたが、DVDの場合は1倍速=1.3MB/秒として換算します。同じ1倍速でもCDとDVDには9倍からの差が有ります。


 現在では、光ドライブ関連には色んな種類の製品が発売されていて、対応のメディアも複雑に成って来ています。OSとかソフト関連のインストールにも無くては成らない部品ですので、機能とか種類は確認していてください。

 メディアと対応ドライブの種類!


 現行販売されている光学ドライブ対応メディアに付いて記述しますので参考にしてください。メディア対応ドライブに付いては、上の対応ドライブは、下のメディアには使用できませんが、各順番の下のドライブは、それより上に記述のメディアには対応します。
CD
「Compact Disc」の略、ソニーとオランダのPhilips社が開発した、読み出し専用の光ディスク。直径12pまたは8pの樹脂製の円盤にピットと呼ばれる小さな凸凹が刻み込まれており、レーザー光を当てたとき凸凹による反射率の違いを利用してデータを読み込む。もともとDCは音楽再生用に開発された為、CDといえば一般的に音楽用のCD「CD-DA」を指します。
CD-ROM
「CD-Read Only Memory」の略、ソニーとオランダのPhilips社が開発したコンピュータ用データを記録する為のCD規格。Yellow Bookと呼ばれる規格書にて定義されています。なお、Yellow Bookでは物理フォーマットのみ定義されている為、論理フォーマットは ISO9660やHFSといった複数のものが有ります。現在では、音楽CDに良く使われています。
CD-R
「CD-Recordable」の略、太陽誘電が開発した書き込み可能なCDの規格。Orange Bookと呼ばれる規格書にて定義されています。容量は550MB・650MB・700MBの3種類が有ります。データ書き込みには対応ドライブが必要ですが、書き込んだデータはCD-ROMドライブやCDプレーヤーにても再生ができます。データを書き込んだ領域には上書きはできず、追記のみ可能。また、データの消去は可能ですが、この場合も消去した領域の再利用はできません。
CD-RW
「CD-ReWritable」の略、米Hewlett-Packard社と三菱化学・リコー・ソニー・オランダのPhilips社が開発した書き込み可能なCD規格。Orange Bookと呼ばれる規格書で定義されています。CD-Rは一度書き込んだ領域の再利用はできませんが、CD-RWは再利用ができます。しかし、古いタイプのCD-ROMドライブでは読み出さない事が有るので注意が必要です。
DVD
「Digital Versatile Disc」の略、1995年にオランダのPhilips社・ソニー・松下電器産業・東芝などによって規格化された大容量光ディスク。ディスクを2枚貼り合せた構造に成っていて、4.7GBの片面単層から、8.5GBの片面2層。9.4GBの両面単層と17GBの両面2層まで、4種類の容量が有ります。
DVD-ROM
「DVD-Read Only Memory」の略、コンピュータ用データを記録する為のDVD。フォーマット形式はUDFが使われています。4.7GBから17GBという大容量を生かし、百科事典やGPS、家庭用ゲーム機のソフトなど、大きなデータ記憶領域が必要なソフトウエアなどで利用されています。
DVD-R
「DVD-Recordable」の略、東芝・松下電器産業などが提唱したデータの記録が書き込み可能なDVDにて、ディスク片面で4.7GB、両面で最大9.4GBのデータを記録できます。記録されたデータの書き換えはできません。
DVD-RW
「DVD-ReWritable」の略、パイオニアなどが提唱した、データの記録が可能なDVDにて、ディスクの片面に最大4.7GB、両面で最大9.4GBのデータが記録できます。もともとDVDビデオレコーダーでの使用を前提としている為デスクの書き換え可能回数が約1,000回位と少なめですが、DVD-Rの派生規格である事から、最小限の改良でDVDプレーヤーやDVD-ROMが使用できるようになるという長所も有ります。また、この機種は、ここまでのメディア全てに対応しています。
DVD-RAM
「DVD-Random Access Memory」の略、日立製作所・東芝・松下電器産業などが提唱した、データが記録可能なDVDにて、ディスク片面に最大4.7GB、両面で9.4GBのデータを記録できます。先のDVD-RWとの違いは1,000回程度という書き換え可能な回数制限が10万回以上と成っていて、大容量のデータ一時保存などに適しています。DVD-RAM対応ドライブは、ここまでのメディア全てに対応しますが、DVD-RAMに書き込まれたデータは、対応機種以外は読む事ができませんので注意が必要です。
Blu-ray
Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)とはソニー、パナソニック(旧:松下電器産業)、シャープなどが「Blu-ray Disc Association」で策定した青紫色半導体レーザーを使用する新世代光ディスク規格である。一般的な略称は「BD」もしくは「ブルーレイ」。
405nmの青紫色半導体レーザーと0.1mmのカバー層の光ディスクを使うことでレンズのNA値を(0.65から0.85に)上げ、DVDの5倍以上の記録容量(1層25GB、2層式ディスクの場合は50GB)を実現している。これにより1層のディスク(25GB)でも地上デジタル放送(1440×1080i、16.8Mbps)クラスなら3時間強、BSデジタル放送(1920×1080i、24Mbps)クラスで2時間強のハイビジョン映像を収録することが可能となった。25GB/50GB/100GBのディスクは既に商品化されており、2009年にはTDKが10層320GBの試作に成功した。また2010年には同じくTDKが16層512GB(両面1024GB)の試作に成功するなど、ディスク容量の大幅な拡張が進められています。
大きさ(直径12cm、厚さ1.2mm)はCD・DVDと共通で、企画段階から従来のCDやDVDも使用できる製品として開発が進められたため、多くのBlu-ray Disc対応機器ではピックアップが3波長化されている。このため従来からのCDやDVDをBDドライブで取り扱うことは可能なのだが、逆は不可能である。現在、民生用BDプレーヤー / レコーダー製品の開発においてはCD-DAとDVD-Video、BDMVの再生を必須の機能としている。
BDは後述のように1枚のディスクの多層化による容量の大幅な拡張が可能であり、ソニーなどは「光ディスクの最終形態」と言ったフレーズで商品展開を行っている。
 光学ドライブの選択・ポイント!

  • 光学ドライブには、内蔵型と外付型が有りますが、自作パソコンに於いては、迷わず内蔵型を選んでください。そうしないとOSのインストールができません。外付型はUSBとかSCSI にて接続しますがOSインストール後にドライバをインストールしますので、最初は認識していないからです。絶対にできない訳ではないですが、最初は無難な方を選んでください。
  • 光学ドライブを選択する場合、何をしたいのか?これを決めないと選択はできません。しかし、先の記述にも有る通り、下の方に記述しているメディア対応ドライブは、上のメディアは全て使用できますので DVD±RW/RAMにすればこれ以上の選択の必要は無いです。しかし、データの書き換えを余り行わず、DVDなどの再生によく使用する場合は、 DVD±R/RWの方が適しています。価格も以前と違って10,000円台でパッケージ製品が購入可能です。バルク品も有りますがハンドルソフト関連は付属していない事が多いので、購入には注意が必要です。
  • ハンドル:本来は別々に売られている製品を、1つの製品にまとめて販売する事。ハンドリングとも言います。
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