page04 パーツ・組立工程 ハード関連 ソフト関連
■OSインストールXP ■ドライバインストール ■Windows Update ■ライセンス認証 ■ウイルス対策ソフト関連 ■各種設定方法
■OSインストールWindows7 ■Windows Virtual PC と Windows XP Modeのインストール ■Windows XP Mode へのソフトのインストール方法
あなたも自作パソコンを始めてみませんか?このページを見れば、誰にでも自作のパソコン製作ができます!
 page04「パーツ・組立工程」にては、ハードの組み立て方を中心に記載していますが、当副ページではソフトのインストール方法を中心に記載しています。初心者向けのページ構成と成っていますので、これを見れば簡単にソフトのインストールができます。
 OSインストール Windows XP Professional 編!

  • ここでは、自作パソコンが初めてと言う方を中心にOSのインストール方法を記述しますが、マザーボードによりBIOS設定は多少違うところが有りますので、マニュアルを良く見て行うようにしてください。
    なお、説明に使用している写真は、解説を解りやすくする為に合成にて作成した物であり、誤字脱字は読み飛ばしてください。
    本文中随所に解り難い用語とか、説明が必要と思われる用語の解説を「用語集」として掲載しています。参考にしてください。また、所々に「余談コーナー」としてワンポイントアドバイスやら、全くの余談を記載していますが、スペースの余りに記載している物で、良ければ読んで見てください。
  • 本編使用のマザーボードは、ASUS P4P 800E Deluxe にて、インストールOSは Windows XP Professional と成ります。
 OSをインストールする為には、ブートデバイスの優先順位変更を行う必要が有り、また、新規マザーボード組立ての場合は、日付設定等が工場出荷状態に成っていますので、その変更も行わなくては成りません。先ずBIOSの設定方法から記述していきますが、マザーによって設定画面が違う事が有りますので、必ずマニュアルにて確認を行ってください。
01: BIOS設定
  PCに電源を入れ、デバイス認識をしている起動画面にて「Delete」キーを押す。「連打で良い」マザーのメーカーにより違う場合も有りますのでマニュアルにて確認を!
 一通りのデバイス認識が終わったらBIOS画面が表示されるので、ここより設定を行います。
 写真がメインメニュー画面。ここでは日付・時間設定を行い、後は其々のデバイスが認識されているか確認を行ておきます。
 完了したら
「→」キーにて「Boot」まで進んでください。
 Windows XPの場合CD-ROMからの起動インストールと成りますので、ここでドライブにOSのCD-ROMを入れておいてください。

02: Bootの設定
 Bootの設定は、OSをインストールするCD-ROM読取の優先順位を上げる為です。
 写真がブートメニューと成りますので、一番上の「Boot Device Priority」を選択にて
「Enter」でプライオリティ画面に入ります。
03: 優先順位の設定
 写真は、優先順位1番がFDD・2番がHDD・3番がDVDRと成っています。OSインストール後はこの順番に戻すので覚えておく事ですね。
04: 優先順位の変更
 優先順位の変更は「+」「−」キーにて行います。写真はDVDRを1番目に上げました。これはWindows XPがCD-ROMからの起動が可能だからです。
05: 設定を保存して終了
 Exit画面にて設定を保存して終了すれば完了です。
 一番上の
「Exit & Save Changes」がフラッシュしている事を確認して「Enter」を押す。設定を保存するかどうかの確認画面が出るので「OK」を選択し「Enter」を押します。
用語集
 BIOS
「バイオス」
パソコンに接続された周辺機器を制御する為のソフトウェア。OSやアプリケーションに対し、周辺機器へのデータの入出力の手段を提供していて、マザーボードや拡張カード上のROMに書き込まれているものを指します。また、パソコン起動時に周辺機器のチェックや各種設定を行う機能も組み込まれていて、これをBIOSセットアップと呼びます。

 デバイス device
コンピュータに接続するキーボードやマウス、ディスプレイやプリンターなどの周辺機器の総称にて、OSがコントロールできる全ての機器を指します。OSが標準にてコントロールできない周辺機器を管理するにはデバイスドライバが必要です。

 ブート boot
一般的にはコンピュータを起動することを言い、IPLを読み込むプログラムの事でブートストラップとも言います。
 以上にてBIOSの設定は完了ですが、あくまでOSインストールの為だけの設定ですので、残りの部分は後からでも色々挑戦してみてください。ただし、BIOS設定は間違うとPC自体起動しなく成りますので慎重に!
06: OSのインストール開始
 デバイス認識が完了して、次に写真のように画面に表示されるので「Enter」を押してください。
07: セットアップ画面移行前
 前項にて「Enter」によりセットアップを開始すると、写真のような画面が表示され、次のセットアップ開始までの間しばしデバイスその他の認識が行われる。
 ここの画面は、其のまま待っているだけで良い。
 結構OSのインストールって待ち時間が多いものですよ。

「余談コーナー」
 ここに記載の写真は合成にて作った物ですが、結構上手く出来ていると自分では思っています。表記にも有る通り、誤字脱字は読み飛ばして、間違い探しはしないで下さい!
08: セットアップ開始
 前項にてのファイル読込みが完了すると画面が写真のように変わりますので、このセットアップの開始画面が表示されたら一読してEnterにて次に進んでください。
 Windows XPの場合はこの様にウイザードにより適時指示してくれるのでインストールがとても楽に成っています。
 もし、何らかの事情でセットアップを中止する場合は、
「F3」キーにて終了することができます。
09: ライセンス契約の同意
 ここの画面ではウインドウズXPのライセンス契約に同意するか確認をしてくるので、内容を読んでから、「F8」キーを押して、同意をする事。
 ここの画面にて同意をしないと、これ以後のOSインストールは出来ません。必ず同意が必要です。




10: キーボードの種類を選択
 キーボード別に押すキーが用意されているので、使う種類を選択します。
 市販されているキーボードは、ほとんどが
「106日本語キーボード」なので「半角/全角」キーを押し次へ進みます。
 
「余談コーナー」
 キーボード購入の際は、一応確認して購入した方がいいと思います。最近のパーツショップは、色々置いていますからね!
11: 選択キーボードの確認
 前の画面で選択したキーボードの確認画面が表示される。「Y」キーを押して、次に進みます。間違った場合は、「N」キーを押せば前の画面に戻るので、選択をやり直す事ができます。

12: インストールする領域を選択
 ここの画面はインストールするパーティションの選択画面と成ります。この画面上には1台のハードディスクのみ表示されていますが、接続のハードディスクが2台有る場合は2台とも表示されます。
 通常はCドライブにインストールしますし、パーティションも分けないのでこのまま
「Enter」キーを押します。
 パーティションを分ける場合は
「C」キーを押す事によってできますが、無理にパーティションを分ける必要は無いと思います。

用語集
 パーティション partition

ハードディスクのドライブを理論的に区切ったひとつひとつの領域の事です。パーティションを設定する事により1台のハードディスクが複数台有るかのように利用する事ができます。
13: ファイルシステムの選択
 今ではあまり使わなくなったファイルシステムである「FAT」と、現行一番よく使われている「NTFS」の2種類が有り、特別な事情が無い限り「NTFS」を使ってください。これは、「Windows XP」 「Service Pack」が入る前のOSのみの選択方法です。
  「Service Pack 1」以後のOSインストールに際してこの項目は、「NTFS」「クイックフォーマット」と通常の「フォーマット」の選択しか有りませんので、新しいハードディスクを使用する場合は、迷わず通常のフォーマットを選択してください。
 主なファイルシステムに付いては、
「35項」に記載して有りますので、参考にしてください。
14: フォーマット作業
 ファイルシステムを選択すると、自動的にフォーマット作業へと移ります。ハードディスクの容量により時間差は有りますが、かなりの時間がかかるため、しばしの休憩タイムです。



15: ファイルのコピー
 フォーマットが完了するとこれも自動的にWindows XP のインストールフォルダへファイルのコピーが始まります。これもまた見ているだけですね。



16: コピー完了から再起動
 この画面も表示されて15秒後に自動にて再起動されますが、「Enter」キーにて、すぐに再起動をかける事もできます。未だ先は長いので急ぐ事も無いですが?



17: 本格的なインストール開始
 再起動が終了すると、最初と同じようにCD-ROMから起動「ブート」するのか確認画面が表示されるが、今度はそのままにしておく事。間違って「Enter」を押すと、また、最初からのやり直しと成るので要注意。
 すると、今までブルー一色だった画面がカラフルな画面へと変わり、ウインドウズ XP の機能紹介画面が表示されながら、インストールが進むように成っています。

「余談コーナー」
 今までの写真は。殆どが合成写真でしたがこれからのは余り合成されていません。結構画面て写真に撮り難いですよ。ドライバインストール編のようにOSがインストールされて以後の作業は、ソフトコピーから写真に移行していますので、こちらより綺麗に撮れています。
18: 地域と言語のオプション設定
 インストールが完了すると、セットアップウイザードが自動的に起動します。
 地域と言語オプションは、基本的にはそのままでOKです。
「次へ」を押してください。
 言語とか、地域を変更する場合は、青線で囲んだ所から設定できますが、これは後からコントロールパネルでも設定できます。

用語集
 
ウイザード wizard
特定の設定を行う為に必要な項目を対話式で指定していく仕組みを指す言葉です。
19: ソフトウエアの個人用設定
 ソフトウェアの個人用設定画面では、ユーザー情報を入力します。
「組織名」 は空白でも良いが、
「名前」の欄は、OS起動時にユーザー名として認識されるので必ず入力する事。その際の名前は、個人が識別できる物であれば本名でなくても良い。
 完了したら
次へを押して進んでください。


20: プロダクトキーの入力
 いよいよ最後のおおずめです。購入したOS製品が「OEM版」「パッケージ版」 によって添付されている位置が違いますが「カギ」の形をした所にプロダクトキーが記載されていますので、半角英数字により、間違えないように入力してください。青線で囲んだ所が入力個所です。
 入力が完了したら
「次へ」で進みます。

 OEM版とパッケージ版に付いては最後に記載していますので参考にしてください。
21: コンピュータ名とAdministratorのパスワード設定
 青線で囲んだ「コンピュータ名」欄は、自動的に入力されているがインストール時点で有れば変更は可能。しかし、ネットワーク上でパソコンの名前と成るので、あまり解りにくい名前にはしない方が良い。
 
「Administrarorのパスワード」欄は、システム管理者権限にてパソコンにアクセスするものであり、個人用としては、特に設定の必要は無い。もし、入力する場合は、パスワードを忘れないように注意が必要です。
22: 日付と時刻の設定
 この画面では、日付や時刻の設定を行いますがBIOSにて設定していますので、特に変更の必要は有りません。確認だけはしておきましょう。
 「タイムゾーン」とは、住んでいる地域の設定と成りますが、日本で使う限りは標準の「(GMT+09:00)大阪・札幌・東京」のままで良い。確認が終わったら「次へ」で進みましょう。
23: ネットワークのインストール
 日付、時間などの設定が終わり、「次へ」のボタンを押すと、自動的にネットワーク関連のインストールが始まる。終わるまで少し待ちましょう。




24: ネットワークの設定
 次は、ネットワークの設定と成りまが、ほとんどのユーザーは「標準設定」の選択で問題ないと思います。それに「カスタム設定」のネットワーク関連はインストール後でも変更可能です。
 選択が完了したら
「次へ」を押しましょう。


25: ワークグループまたはドメイン名の設定
 通常家庭などのドメインを使っていない環境や、LANの無い環境では、写真の方を選択。すでにLAN環境が構築されている場合は、設定されているワークグループ名を入力してください。
 設定が完了したら
「次へ」で進みます。

用語集
 ドメイン domain
ネットワーク上にて複数のコンピュータをグループとして管理する為の概念。
26: メニューやコンポーネントの登録
 ウイザードによる入力は完了し、スタートメニュー項目のインストールやコンポーネントの登録画面に移り、後は自動的に進行します。
 また、しばしの休憩タイムですね!


27: Windows XPの画面が登場
 やっとWindows XPの画面が出てきました。これでインストール完了までもう一息です。

「余談コーナー」
 この写真は綺麗に仕上がったと思いません?上手くいったり、どうしょうも無かったりで、結構大変でした。

29: ディスプレイの設定
 ここまでの解像度は640×480ドットでしたが、メニューなどの表示を快適にする為、組み込んだビデオボードのドライバがWindows XPに入っていれば、ここで800×600ドットの解像度に調整されます。
 ここでは取りあえず
「OK」を押します。すると、もう一度確認の為「この字が読めますか」と出るので、そこも読めれば「OK」を押します。これでデザイン向上の為の解像度が自動的に調整されます。
 ビデオボードのドライバがWindows XPに入っていない場合はカスタム設定が出来ませんので、後の、マザーボードのドライバ類をインストールする際に、ビデオボードのドライバもインストールして、調整してください。
30: 最終のセットアップ
 解像度調整が完了すると、自動的に最終ウイザードが起動され、いよいよインストール最後の設定と成ります。
 この画面は設定個所は有りませんので、黄色枠の
「次へ」で進みます。

「余談コーナー」
 ここの写真類は全てAdobe Photoshop Elements 2.0 と言うソフトで行いました。皆さんも購入の際は、サイバーモール のネットショップでお願いします。色々有りますよ!
「宣伝です!」
31: インターネットの接続確認
 今回のような自作パソコンに於いては、通常マザー付属のドライバをインストールしないと「ネットワークアダプタ」のドライバは入っていないので、黄色枠の「省略」 にて進みます。

用語集
 アダプタ adapter
異なる複数の機器を接続して使用できるようにするための装置の総称。ターミナルアダプタのような外部周辺機器とネットワークカードのようなコンピュータに内蔵するものとが有ります。
32: ライセンス認証手続き
 前項にて「省略」で進むと「ライセンス認証」に関する画面へと変わります。ここではまだインターネット環境が出来ていませんので、黄色枠の「いいえ」を選択してください。
 選択が完了したら
「次へ」で進みます。



33: コンピュータを使うユーザー指定
 この画面は、コンピュータを使うユーザー名を入力します。自分だけで使う場合は「ユーザー1」のみに入力すれば良いですし、複数の人が使う場合は、それぞれをユーザー登録しておくと、プライベートな情報を守りつつ利用できるので便利ですよ!
 通常は、
「19項」に於いて設定した「ソフトウエアの個人用設定」と同じ名前にした方が良いですね!
 入力が完了したら
「次へ」で進みます。
34: セットアップ完了
 この画面にてセットアップ完了と成り、OSインストール編もこれにて終了です。
 さあ
「完了」ボタンをクリックしましょう。
 次は「各ドライバのインストール」を見てください。


 最後に、04:で行ったBIOSの起動優先順位を元の設定に戻しておきましょう。

35:主なファイルシステム
名称 使用している主なOS 特   徴
FAT16 MS-DOS・Windows 95  1ドライブとして扱えるのは2GBまで、ファイル名は8文字以内と言う制限が有ります。
FAT32 Windows 98・Windows Me  1ドライブとして扱えるのは32GBまで、ファイル名は8文字以内と言う制限が有ります。
NTFS Windows 2000・Windows XP
Windows NT
 FAT方式のファイルシステムを拡張したもので、1ドライブとして扱えるのは128GB以上と成っていて、制限事項はFATとの互換性が無い位のものです。堅牢性や安全性に優れていて、現行一番多く使われているファイルシステムです。
HFS Macintosh  ファイルを断層構造にて管理する様に成っています。
Windows XP「OS」の種類
OEM「Original Equipment Manufactures」
 発売元が相手先のブランドとして販売される製品を生産する事で、製品の供給元は、生産量を上げる事ができ、発注元は生産コストを抑え、低価格を実現するなど、相互にメリットが有ります。
 パソコンに於いては、パソコン製造メーカーが、ハードと一緒に自社以外のソフト
「OSとかアプリケーションソフト」を添付販売する方法の事。
 自作パソコンに於いては、マザーボード・CPU・メモリ・ハードディスク等と一緒に購入できる製品の事。添付品は殆ど無くOSのCD-ROMと簡単な説明書のみにて、マニュアル等は付いていません。
パッケージソフト
 店頭などで販売されているソフトウエア製品の事。マニュアル等の付属品も全て同梱されている。 
 この編は、Windows XPのOSインストールを中心に記載と成っていますが、メインパソコンに新しく乗せたWindows7もインストール方法は大差有りませんね。Windows7は使い出したばかりで慣れていないものか…XPの方が使いやすい感じも…?
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