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あなたも自作パソコンを始めてみませんか?このページを見れば、誰にでも自作のパソコン製作ができます!
 page04「パーツ・組立工程」にては、自作パソコンの組み立て方を中心に記載していますが、当副ページ「ハード関連」では、ハードパーツの機能・選択方法等を中心に記載していますので、参考にしてください。
 メモリとは!


 メモリ「memory」は、電気的にデータを記憶する記憶媒体。メモリには、データを自由に読み書きできるRAMと、読み出しのみ可能なROMの2種類が有ります。

 RAMとは、
「Random Access Memory」の略にて、データの書き込みと読み出しができるメモリの事です。データは一時的に保存されるだけで、コンピュータの電源を切ると消去されます。種類として大別するとDRAMとSRAMに分かれます。

 ROMとは、
「Read Only Memory」の略にて、読み出し専用のメモリ。RAMとは異なり、データの保存に電源を必要としません。パソコンでは、BIOSなどの格納に使われています。ROMという名前ですが、実際にはマスクRAMのようにデータの書き換えが全く行えないものと、PROMのように、書き換え可能なものとが有ります。現在では、CD-ROMのように読み出し専用の記憶媒体に使用される事も多いようです。

 パソコンに使われているメインメモリ
「main memory」はRAMの事にて、CPUがデータを直接読み書きできるメモリで、主記憶装置、1次記憶装置とも呼ばれます。CPUが処理したデータや、ハードディスクなどから読み込んだデータを一時的に保管する場所として使用されていて、電源を切るとその情報は全て失われます。

 メモリの種類!


 メモリには大別して、2〜3年前まで良く使われていた「SDRAM」と、現在主流の「DDR SDRAM」最近で出した「DDR2 SDRAM」とに分かれます。SDRAMは現在では対応したマザーボードの販売は殆どされていません。「中古品は別」
  • SDRAMには、PC100とPC133が有り、これは、100MHzもしくは、133MHzのバスクロックで作動するという意味に成ります。
  • DDR SDRAMのデータ処理速度「周波数」は、PC 2100「DDR」・PC 2700「DDR 333」・PC 3200「DDR 400」等にて表します。DDR2 SDRAMは、PC2 4300「DDR2 533」等にて表します。これも数字が大きく成れば処理速度も上がります。
  •  DDR SDRAMの場合は、SDRAMと違い PC2100は2100MHzで作動するという事ではなく、毎秒2.1GBのデータ転送速度を持つという意味に成ります。ちなみに、PC2100のバスクロック数はPC133の倍にて266MHzで作動します。
  •  この周波数選択は、マザーボードの規格に合わせた方がより良いパフォーマンスが期待できますが、他の周波数でも作動しない訳では有りません。手持ちにメモリが有る場合は、利用可能です。ただし、SDRAMとDDR SDRAMには互換性は有りません。
  • 記憶容量は、128MB・256MB・512MB・1024MB「1GB」などが有り、数字が大きいほど記憶容量は大きく成ります。
  •  一般的なマザーボードの場合、4GB位までは対応していますが、通常使用に対し、これほどの大きさは必要なく、最低256MB以上512MB有れば十分です。
  • データ作動速度は、CL にて表しますが、「Cas Latency」の略で、メモリの列部分の半導体記憶素子にアクセスする際に発せられる信号「CAS」が出てから、実際にデータの読み書きにかかるまでのクロック数の事で、CL=2とかCL=3とかで表しています。この数値が小さいほど作動速度は速く成ります。
  •  この作動速度は、マザーボードはどれでも対応しますので、予算が許す限りは、数値の小さい製品を選択した方がより良いパフォーマンスが期待できます。
 以上によりメモリの種類としては、128MBでPC 2100にてCL=3よりも、512MBでPC 3200にてCL=2の方がより記憶容量も大きく、処理速度も速く、作動速度も速いという事に成りますが、価格もそれだけ高価に成ります。ただし、マザーボードが対応している事が必要と成りますので、むやみに高価な物を買えば良いと言う訳では有りません。

 メモリの選択!

  • 一番最初に決めなくては成らない事。マザーボードがメモリデュアルチャンネル対応かどうか?デュアルチャンネル対応の場合は、同じメーカーにて、容量も同じ、仕様も同じメモリを使用してください。通常は、256MB×2枚とか512MB×2枚とかで十分です。価格も512MBを超えると極端に高価に成ります。
  • メモリの選択に関して重要な項目がマザーボードの対応クロックに合わせる事。その方が性能をフルに引出す事ができます。この事は、マザーボードがどれにするか決まってから合わせた方が無難という事に成ります。
 ポイント!

  • 予算が許せばメーカー品を購入する事。メモリって結構中古でも高く売れます。購入時の価格が極端に違わない限り、売る時にはメーカー品の方が有利です。
  • 高く売れるメーカーの例:SAMSUNG・Micronなどの純正品若しくはチップ使用製品。もちろん純正品の方が高く売れます。
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