弟切草

今回のお花は、兄が弟を切り殺したと言う命名に因縁めいた伝説のあるオトギリソウです。

1) 「オトギリソウ(弟切草)」 オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草。

2) 諸説のことわざがあるようですが、一般的なのは「10世紀の平安時代、この草を原料にした秘伝薬の秘密を弟が隣家の恋人に漏らしたため、鷹匠である兄が激怒して弟を切り殺し、恋人もその後を追ったという伝説です。」

3) あるいは、鷹匠である兄が、鷹の傷の妙薬としてこの草を秘密にしていましたが、弟が他人に漏らしたため、激怒した兄に切り殺されたという伝説に由来するという説もあります。オトギリソウの葉に見られる黒い油点は、斬り殺された弟の飛び血とされています。

4) 怖い命名の伝説ですが、お花は可愛らしいですよね。