今回は、先だって昼間に撮りに行って来たニワゼキショウの掲載です。早朝散歩の時間帯には咲いていませんので、昼間に行かなければ仕方ないですよね。
1) 「ニワゼキショウ(庭石菖)」 アヤメ科ニワゼキショウ属の一年草。
2) こちらは、赤紫色の品種ですが、中央部は黄色いお花です。
3) アメリカ合衆国テキサス州を中心に分布する種を、明治時代に観賞用として輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が帰化植物となったものだそうです。
4) こちらは白花種ですが、赤紫種と同じように中央部は黄色で、周りに赤紫色の部分があります。
5) 日本では S. atlanticum の学名があてられることも多いそうですが、誤りで、北米に生息する本来の S. atlanticum は多年生で、雌しべが花被より長いなど、日本のニワゼキショウとは異なる特徴をもっているそうです。
6) 本属の分類はかなり混乱しており、いくつかの種では、多数の変種が種としての名前を持つなどの混乱が見られるそうです。今後さらなる遺伝学的研究と分岐分析を行うことにより種相互の関係を整理する必要があるそうですね。